シワ取りクリーム
シワ取りクリームには4つのタイプに分けることができます。
シワを一時的に引っ張るもの
水分を与えてフタをするもの
肌内部の水分量を増やすもの
コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸の生成を助けるもの
シワ取りクリームは効果があるのか
シワを一時的に引っ張るものは、肌表面を皮膜やシリコンの網で覆って引っ張ることでシワが一時的に伸ばされて目立たなくなるもの。
洗い流してしまえばシワは元通りです。
ここぞ!という時に便利なシワ取りクリーム。
水分を与えてフタをするものは、化粧水+クリームの保湿方法。乾燥した肌に化粧水で水分を与えて、水分が蒸発しないようにクリームのフタをしてお肌の乾燥を防ぎます。
この方法で消えるのは乾燥によるちりめんじわのみ。
クリームがお肌に均一に伸びているわけではないので、すき間から水分が蒸発して夕方には小ジワが目立ってくる場合も。
肌内部の水分量を増やすものは、コラーゲンやヒアルロン酸、セラミドなどの保湿成分を与えて、お肌の保水力を高める方法。
肌内部の水分をしっかりと抱きかかえて角層のうるおいを保ちます。
このような化粧品で解消出来るシワは、やはり乾燥によるちりめんじわのみ。
肌を支えるコラーゲンやヒアルロン酸が増える訳ではないので、深いシワへの効果は薄いでしょう。
コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸の生成を助けるものは、肌本来が持っている「うるおいを育てるチカラ」「肌を支えるチカラ」を高める成分が配合されたもの。
深いシワが目立つお肌は、コラーゲンやヒアルロン酸、エラスチンが不足した状態。それらを生み出す細胞「繊維芽細胞」が減少・機能低下しているからです。
肌表面を保湿するだけでなく、お肌のハリ・弾力・潤いを取り戻すには、肌細胞を生み出す元を活性化する必要があります。
繊維芽細胞そのものを活性化することで、コラーゲン・ヒアルロン酸・エラスチンなどの産生が促進され、肌本来のハリ・弾力・うるおいを取り戻し、肌トラブルがなくなり深いシワも解消されていきます。
シワ取りクリームの選び方
効果のあるシワ取りクリームを選ぶには、自分のシワの種類を見極めることが大切です。
乾燥による小ジワ=ちりめんじわを取りたいのならば、保湿力の高い、タイプの化粧水やクリームを使うと効果的でしょう。
表情ジワや深いシワの場合には、保湿だけでは解消しませんので、のタイプのクリームを使います。
EGFやFGF、プラセンタ、ビタミンC、レチノールなどが配合されたクリームが効果的です。
ただし、これらの成分が肌表面に乗っているだけでは効果は発揮されません。
繊維芽細胞を活性化させるためには、肌内部まできちんと浸透させ、効果を持続させる必要があります。
シワを取るクリームを選ぶなら
- 自分のシワの種類に応じたクリームを使うこと
- 単なる保湿クリームでは深いシワは消えない
- 繊維芽細胞を活性化させる成分が配合されていること
- 成分がお肌に浸透するシステムが重要
ハリ・弾力・うるおいを「育てる」クリームが本当のシワ取りクリームです。