頬のしわ

頬にできるシワの種類

頬にできるシワは主に5つ。原因別に分けると2つに大別できます。

 

たるみ

・ほうれい線
・ゴルゴ線
・たるみ毛穴
・帯状毛穴

 

乾燥

・小じわ(ちりめんじわ)

 

 

 

ほうれい線・ゴルゴ線

 

頬のシワ
小鼻の横から口元に伸びるほうれい線、目頭から頬に向かって伸びるゴルゴ線。
これらは、肌内部の真皮にあるコラーゲンやエラスチンの減少・変性が原因です。
弾力を支えるコラーゲンが加齢や紫外線、ストレスなどによって量が減ったり変性してしまうと、お肌を支えることができなくなりたるんで下がってくるために段差ができてしまいます。
また、年齢を重ねることで、頬のヒアルロン酸や脂肪が減少することで、皮膚がたるんでしまうのも一因。
皮膚の薄い目元や口元はたるみが出やすく、たるんだ部分が長く伸びるシワのように見えてしまうのです。

 

たるみ毛穴・帯状毛穴

一見、シワのように見えるつながった毛穴。毛穴の形が円形ではなく楕円形・涙型になってしまうたるみ毛穴。毛穴が広がってつながってしまいシワのように見える帯状毛穴。
これらも、コラーゲンの衰えが原因です。
毛穴を支えるコラーゲンに弾力がなくなると、皮脂腺が肥大化し、毛穴が広がりくぼんでしまいます。
毛穴のたるみは頬の部分にできやすく、肌老化の初期症状。早めの対処を。

 

小じわ(ちりめんじわ)

乾燥による小じわも頬にできやすいシワです。
お肌が乾燥しているとバリア機能が低下し、外的刺激からお肌を守ることができなくなってしまい、シワやシミ、たるみ、くすみなどが現れやすくなります。乾燥は肌トラブルの引き金となりますので、正しい保湿でみずみずしさをキープしましょう。
ただし、乾燥による小じわは、細かなシワが特徴の織物のちりめんに例えられますが、実際はほとんど目に見えないような浅いシワを指します。お風呂上がりには消えてしまうシワが小じわ。小じわそのものが深いシワになる事はないので、十分な保湿で早めの対処を。

頬のたるみ対策

頬のたるみは、ハリを保つコラーゲンやエラスチンが減少して内側から引き上げる力が弱くなったり、ヒアルロン酸や脂肪が減ることで表皮を支えることが出来なくなって、たるんでしまうことが原因。
コラーゲンやエラスチンを増やしながら、劣化しない太く強くしていくことが重要。同時に減ってしまったヒアルロン酸を増やすことで、頬のたるみは解消します。

 

まずは日々の紫外線対策。紫外線はコラーゲンを破壊し弾力が失われます。
その上で、肌本来の弾力を回復させるケアを。肌表面の保湿ももちろん大切ですが、真皮を育てるケアを。ビタミンCはソフトピーリング効果がありコラーゲンの生成を促します。

 

マッサージも効果的ですが、自己流のマッサージはお肌を傷めるので逆効果。マッサージクリームなどを使い、こすりすぎないように正しい手順でマッサージします。クレンジング剤などでマッサージは厳禁です。

頬の乾燥対策

頬は皮脂の分泌が少なく、一日中露出しているので紫外線も浴びやすく、水分を失いやすいデリケートなパーツです。
頬は皮脂腺が少ない割に、洗顔の際にはつい何度もこすりがち。強すぎるクレンジング剤やゴシゴシ洗いは頬の皮脂を取り過ぎてしまい肌を傷めてしまうだけ。日々の洗顔は、こすりすぎ・洗いすぎには十分注意します。

 

「化粧水」で水分を与え「クリーム」でフタをする。というのは以前の考え方。一般的な化粧水は肌のバリア機能ではじいてしまうので、真皮どころか表皮にも浸透しません。化粧水で水分を乗せているだけではすぐに元通りの乾燥した頬に戻ってしまいます。保湿力を高めるには角質層まで浸透する化粧水で水分を保持する力を高めましょう。

引き上げ&引き締めで頬のシワを解消

頬のシワ

 

頬の皮膚や脂肪がたるんで下がりできるほうれい線やゴルゴ線。頬に出来るシワのほとんどは、皮膚の深い場所の変化が原因ですので、なるべく早めのケアが大切です。
紫外線対策やきちんとした保湿など、スキンケアの基本は入念に。その上で、肌のたるみを引き上げ、たまった老廃物でむくんだ顔を引き締めていきます。

 

コラーゲンやエラスチンを増やす働きのあるレチノールやビタミンC配合の化粧品を使うことで、たるみだけでなくシワの予防にもなります。

 

自分の手で行うマッサージや表情筋エクササイズはかえって頬にシワを作ってしまうことがあるので、美顔器などを使うとたるみ改善に効果的です。