ほうれい線

ほうれい線

ほうれい線は「たるみ」の一種。
加齢、紫外線、ストレスなどの影響でコラーゲンがダメージを受け
結果、くっきりハッキリ目立つようになっていきます。

 

シミや毛穴の開きと並んで
肌悩みの上位にランクインするほうれい線。
意外に「遠回りケア」や「カン違いケア」してる人、少なくないんです。

ほうれい線解消の近道ケア

「ほうれい線には保湿でいいの?」
時折、こんな書き込みを見かけます(^_^;)
もちろんした方がいいですが、
速攻でほうれい線が目立たなくなる、ということはありません。

 

 

ちなみに保湿で即、目立たなくなるたるみ・しわの仲間は
乾燥が原因の「浅いちりめんジワ」のみです。

 

 

ほうれい線を制すには
ほうれい線が深くなるメカニズムを知っておきましょう

ほうれい線が深くなるパターンは大きく2つ

『脂肪線維(せんい)がたるむから』

 

ヒトの肌は上から
皮膚 → 脂肪 → 筋肉 →骨
大ざっぱにこんな構成になっています。

 

骨や皮膚、脂肪層の間に数えきれないほどの組織があるので
脂肪層が下から重力に引っ張られてもずれ落ちないようになってるんですね。

 

しかし加齢とともに線維がダルンダルンに伸びてきます。
輪ゴムが古くなって切れてしまうのと同じ感覚ですね。

 

ゆるゆるに伸びきった線維では
厚くて重い頬の脂肪を支えきれなくなるんです。

 

結果、脂肪のカタマリが真皮層から転落。
顔全体がたるんだり、ほうれい線が目立つようになるんですね。

 

 

『脂肪を包み込んでいるネット(のようなもの)がたるむから』

脂肪があるべきところにあるのは
上記でお話した線維がセメント代わりになってくれているからなんですが
もう一つ、脂肪がずれ落ちてしまうパターンがあります。

 

脂肪はネットのようなもので
包み込まれているためにあるべきところに収まってくれています。
しかし加齢や紫外線で”ネット”が古くなると脂肪を支えきれなくなるんです。

 

 

吊り橋を上からつっているロープが切れると
橋が落下しますよね。
あれと同じ原理です。

 

 

脂肪層を「内側」と「外側」から支えてくれているものが
古くなって役立たずになるから
ほうれい線が目立つようになるんです。

弾力成分を増やして、ほうれい線をケア

必要ではあるけれども
保湿やマッサージなどのお手入れが
ちょっと「遠回り」ということをお分かりいただけましたか?

 

「線維」や「ネット」というのは
真皮層の70%を占めるコラーゲン、エラスチンなどのことです。

 

ほうれい線を薄く、
目立たなくするにはコラーゲンなどの弾力成分を増やすケア。
コラーゲン、エラスチンを生みだすのは線維芽細胞(せんいがさいぼう)です。

 

ほうれい線を解消するには
線維芽細胞を元気にするケアが一番の近道なんです