フラクショナル

フラクショナル

最近、期待を集めているマシン美容の手法の一つ「フラクショナル」。
皮膚再生によるお肌の若返りをはかる新しい治療で、ニキビ跡や毛穴の開き、シワ、たるみなどに効果を発揮します。

 

レーザーなどを細かい点状に照射し、非常に小さな穴を開け、毛穴よりも小さな火傷の状態を作ります。
照射された際の熱によって、穴の周囲の皮膚が収縮し、新しいコラーゲンの産生が促進され、お肌が引き締まり、この小さな傷が修復されるときに皮膚が再生され、新しいハリのある皮膚と入れ替わります。

 

従来のレーザー治療では難しかった目の周囲や口の周りなどのシワにも効果を発揮します。

 

効果は幅広く、シワやたるみ、ニキビ跡、毛穴、傷跡や妊娠線などにも適応。
軽めの照射でアンチエイジングや皮膚の引き締め、肌質改善も行われます。

フラクショナルの種類

フラクショナルレーザーの機器は数が多く、使用する機種によって波長が異なり、穴の大きさや深さがj異なります。
それぞれの機器によって得意分野も変わってきます。

 

フラクセル

フラクショナルレーザーの草分け的存在。熱を加えることでコラーゲンの産生を活性化。
波長 1,550nm
フラクセル2、フラクセル3(波長1,927nm)も

 

eCO2

炭酸ガスマイクロレーザーを照射。最も強力なフラクショナル炭酸ガスレーザー。
効果が高いがダウンタイムが長く、強い赤み、ざらつき、かさぶたが剥がれるまで2週間ほどかかる。
波長 10,600nm

 

モザイク

照射方式がスタンプ式も可能。肌の表面を削らず皮膚を蒸散させないのでダウンタイムが短いのも特徴。
波長 1,550nm

 

パール

浅い角質層に照射し、ピーリング効果も。
波長2,790nm

 

スターラックス1540、スターラックス2940

従来のフラクショナルレーザーと比べ痛みが軽減。
それぞれ波長 1,540nm、2,940nm

 

アファーム

浅い真皮層の治療に適したレーザー。
波長1,320nmと1,440nmの2つの波長。

 

マトリックスIR

ダイオードレーザーと高周波(RF)を組み合わせたもの。
治療直後から速効性があり、メイクがすぐできるほどダウンタイムが少ない。
ダイオードレーザーは波長 915nm。

 

フラクショナルの料金の相場

1回20,000円〜100,000円程度(部位や機器によって異なります)
施術前の局部麻酔や施術後に使う高濃度美容液などアフターケアの支払いがある医療機関も。

 

1度だけ施術を受けるよりも、1ヶ月ごとに3〜6回受けることで長期間の効果を得られます。

フラクショナルの副作用

フラクショナルレーザー治療のあとは、数時間から数日程度に渡って赤みが出て、その後こまかいかさぶたができます。
これらは長くても3週間程度で自然に治まり、その間に皮膚が再生されて効果を発揮します。

 

施術後に色素沈着が起こることがあります。高出力で照射すると可能性がより高まります。フラクショナルを受けることで新陳代謝が活発化しているので自然に軽快することが多いのですが、まれに残ってしまう場合にはハイドロキノンなどの外用薬で治療します。

 

しかし、照射時間が短すぎたり照射出力が低すぎると、古い角質が取れる程度で、シワやたるみには効果を発揮しません。

 

逆に、照射時間が長すぎたり照射出力が高すぎると、重度のヤケドとなりケロイド状に傷が残ってしまうこともあります。
副作用なく最大限の効果を発揮するためには医師の技量にかかっています。

 

 

管理人がおでこのシワを取った家庭用フラクショナルレーザーの体験談はこちら