乾燥ジワの原因
乾燥ジワは「ちりめんジワ」とも呼ばれる細かいシワのこと。
目元や口元など皮膚の薄い箇所にできる浅いシワで、お肌の乾燥が続くと目に見えるようになってきます。
乾燥じわの原因はその名の通り「お肌の乾燥」です。お肌の表面の角質層の水分が不足することで、乾燥じわが現れます。
お肌の一番上にある表皮が原因でできるシワが乾燥じわで、その下の真皮や皮下組織が原因でできるのが表情ジワなどの深いしわです。
年齢を重ねるとお肌は水分を蓄える力が低下します。20代をピークにお肌の保水能力は低下傾向になり、40代で急激にお肌は乾燥しやすくなります。これは、肌細胞を生み出す元となる細胞「線維芽細胞」の働きが20歳から徐々に弱まり、新しくみずみずしい肌細胞が生まれにくくなるからです。
乾燥じわの特徴
乾燥じわは、お肌の表面にできた細かく浅いシワ。指で広げると目立たなくなるほど細かいシワで、お風呂上がりなどお肌がうるおった状態では見えなくなる程度のシワです。
表面に細かい凸凹状の縮みのある見た目から「ちりめんジワ」とも呼ばれます。
浅い乾燥じわがそのまま深いしわになることはありませんが、お肌が乾燥した状態をケアせずそのままにしておくと、紫外線などの外的刺激の影響を受けやすくなり、深いしわができやすい肌状態を作ってしまうことになります。
浅い乾燥じわのうちにケアしておくことが、今後の深いしわの予防につながります。
乾燥じわと深いしわの見分け方
肌表面にできた「乾燥ジワ」と真皮にまで到達している「深いシワ」。
どうやって見分けたらいいかというとものすごく簡単。
肌を保湿、またはお風呂から出た直後に鏡を見てみてください。小じわが消えていたら、それは「乾燥ジワ」。
逆に、保湿をしても 、薄くもなんともならないシワは 、紫外線や加齢で真皮にまで到達しています。 これが真皮が原因の「深いシワ」です。
年をとると乾燥しやすくなるのはなぜ
- 年々、お肌の乾燥がひどくなってきたような気がする
- 昔はどちらかというと脂性肌だったのに、年を重ねてお肌が乾燥してくるようになった
- お肌のごわついて透明感がなくなってきた
肌老化のサインの中でも比較的早く気づくのがお肌の水分不足。
紫外線や空気の乾燥などの外的要因はもちろんですが、加齢によってお肌が水分を蓄える力が低下するのと同時に皮脂の分泌量もも減るため、お肌の乾燥が気になるようになってきます。
これは、コラーゲンやエラスチンなどを作る線維芽細胞の働きが年齢とともに低下しターンオーバーが停滞することで、新しい肌細胞がうまれにくくなり、乾いてごわついた古い細胞がいつまでも居座る状態に。
乾燥じわ解消方法
深く刻まれてしまった深いしわではなく、浅く小さなシワは早めの対処で解消することが可能です。
乾燥じわはまずは「保湿」
一時的な保湿では乾燥じわを長時間消すことはできません。一日中、うるおいを保つためには肌表面の保湿だけでなく、内側からの保湿力アップを。
角質層に水分と油分を与えることだけでなく、真皮でコラーゲンやエラスチンを生み出す元となる線維芽細胞をサポートすることで、若いころのようなみずみずしいお肌を取り戻すことが出来ます。