50代のしわ
『50代になるとコラーゲンが
20代の70%にまで減少する』
これは研究者によって明らかになった事実です。
そして最近、さらにわかったのは
コラーゲンの「量」が減ることよりも
「質」が悪くなることが老化にとって問題になっているということ。
コラーゲンのピークは20歳。
それ以降は徐々に新しいものと置き換わらなくなっていきます。
コラーゲンそのものの量が減り、そのうえ質まで悪くなる・・・
50代ともなるとコラーゲンは古びてしまい、
しわやたるみは深刻なものとなります。
「酸化」に「糖化」が追い打ちをかける
よく言われる老化現象。
体をサビさせる「酸化」、聞いたことありますよね。
加齢、紫外線などで発生する活性酸素は体中で暴れ回り、
肌にも大きな大きなダメージを与えます。
実は老化を加速させるのは酸化だけではありません。
肌を硬くし、黄ぐすみを発生させる「糖化」も追い打ちをかけるんです。
糖化って?
甘いものや炭水化物などをとることで
体内でたんぱく質と結びつき「AGEs」という老化物質が増えること。
もともとは糖尿病の研究で明らかになったものです。
この糖化が起きてくると・・・
コラーゲンを補強している「架橋(かきょう)」という物質に
AGEsがからみつきます。
↓ ↓ ↓
コラーゲンの代謝が悪くなり、
新しいものに置き換わらなくなる。
↓ ↓ ↓
・しわ、たるみが深刻化する
・肌のハリがなくなる
・抜け毛や薄毛などにも影響大
ではこの状況、「年齢だから」とあきらめなくてはいけないんでしょうか?
50代のしわを改善する方法
しわ、たるみの最大の原因は
今までお話してきたとおり、コラーゲンの減少と劣化です。
それを引き起こしているのは「糖化」と「酸化」。
甘いもの、炭水化物をとりすぎている場合は減らす
・喫煙をなるべく減らす
・無理なダイエットや偏食はしない
・ストレスをためこまない など
加えて、劣化&古びてしまったコラーゲンを新しいものに入れ替えましょう
具体的には・・・
コラーゲンをサプリメントやドリンクでとった場合、
体内でそれがコラーゲンになることはありません。
が、コラーゲン・ヒアルロン酸・エラスチンを生みだす「線維芽細胞(せんいがさいぼう)」を活性化し、自力で肌弾力と潤いが改善することが研究結果で明らかになっています。
ビタミンC誘導体やレチノール、プラセンタエキスなど
線維芽細胞を活性化させる成分やアプローチ法は多々あります。
化粧品メーカー各社から
いろんなコスメやサプリメントが出ていますので
あなたに合ったものをチョイスしてください。
どんなに評判がいいものでも
あなたに合うかどうかは「使ってみないとわからない」んです。
深くなったしわやたるみは
自宅ではケアできないと思い込んでいる方が多いようですが
実際、そんなことはありません。
もちろん手っ取り早いのはクリニックでの施術ですが
自宅でもできることはありますよ。